ウエットスーツは温かければいい?
ウエットスーツを着る目的、それは怪我の防止や水温から体温を奪われないようにするための保温ですよね。では保温を重視してネオプレーンを厚くすれば、快適なウエットスーツができるのでしょうか?
分厚いネオプレーンは硬く、関節の動きを制限して動きづらく、たとえ温かくてもダイバーの快適性を奪うものになってしまいます。
水中で気持ちよく泳いだり、生物や地形を観察したり、写真を撮ったり、思いっきりアクティビティを楽しむために温かさはもちろん必要ですが、ダイバーにとって非常に重要なのは動きやすさ。もし温かさと動きやすさ、着脱しやすさ、さらにカッコよさを兼ね備えたウエットスーツがあれば完璧ですよね。
それを全て実現しているのが、FOCEA COMFORT6です。
なぜFOCEA COMFORT6は、ダイバーの理想を全て叶えるのか?
通常、オーダーメードスーツであっても既製スーツであっても、使われるネオプレーンは1種類のみです。ところが、BEUCHATのFOCEA COMFORT6に使われるネオプレーンはなんと20種類以上! そしてその使い方は実にユニークです。
ウエットスーツでは浸水を防いで温かさを保持することが大切なのを、ダイバーのみなさんはよくご存知だと思います。
FOCEA COMFORT6が特殊なのは、水が侵入する手足、首元をネオプレーンの内側にスキン素材を繋ぎ合わせた二重構造にし、肌にぴったりと密着させて浸水を防いでいる点です。こうしたデザインでまずウエットスーツ内の水の移動を阻止して温度をしっかりと維持。その上で、ダイバーが冷えを感じやすい腹部や背中に硬くて強い厚みのあるネオプレーンを用いて断熱しています。
そして、肘、膝などの多様な動きを必要とする関節部分には、厚みを抑えエンボス加工を施した伸縮性のある柔らかいネオプレーン(FLEX SYSTEM2)を使用。脇の部分には背中や肩、腕の連動する動きを考慮したやはり柔軟性のあるネオプレーン(FREE FLEX ZONE)を用いて関節の動きを制限することなく、ダイバーの意に即したしなやかな動作性をもたらします。
さらに腰部にはBEUCHAT独自で開発した非常に高い柔軟性と優れた保温性をもつネオプレーン(Elaskin8.8)を使用することで、ダイビング前の器材セッティングなどの動作も快適にサポートしています。
このように、1着1着において体の動きに合わせたネオプレーンをふんだんに使い分ける構造が、ダイバーを真の快適性へ導いています。それは唯一無二の技術であり、他の誰も真似できない特徴です。これが、ダイバーの希望を全て叶えることができるFOCEA COMFORT6の秘密。
そしてーー 袖を通したダイバーだけが味わうことのできる、スタイリッシュさ。
機能性だけでなく美しさをも追求するBEUCHATが作り上げたFOCEA COMFORT6は、まだ日本人ダイバーが知らない、新しい概念をもったウエットスーツなのです。